農作業でイキイキと

たまねぎ収穫

こんにちは。私たちワークスタジオでは、朝からスタッフの運転する大型車に沢山のメンバーとスタッフが乗り込みます。向かうは「余湖農園」。大きな農園です。農園は全体で100種類以上の作物を育てており、出荷まで品種ごとに6~7種類の行程があるそうです。その数、単純計算で6~7百種類以上!私たちメンバーは、様々に異なる障がいを抱えています。と同時に社会で活躍できる個別のスキルも持っています。「余湖農園」は仕事の数ぶん、多様な私たちがスキルを生かして働き、可能性を広げる場所になっています。

私は難病での車椅子ライフ。実際に農園で働く青年に話を聞きました。今は玉ねぎの収穫時期で、機械で根を切ったあとの玉ねぎをコンテナに集める力と根気のいる作業に毎日汗を流しているそうです。何より大変なのは春から夏にかけての草抜き。人参や玉ねぎの葉は目立たたず繊細なため、うっかり抜いてしまわないようにするためには最新の注意が必要です。でも農園で必要とされるのは力や根気だけではありません。「農園での作業は共同作業です。。一人で急いでしまっては、他のメンバーのテンポを崩してしまう事もあります。何より大切なのは協力です」農園の日々での胸の内も語ってくれました。「ひとつひとつの作業を、指示されるだけではなく、自分で率先して取り組むことも出来るので意欲がわきます。」「やりがいがある。自然のなかで働くことで、体力もつき、元気が湧きます。」穏やかに語る青年の目は、生きがいで輝いていました。