株式会社テイクワンの考え方...
福祉の業界で働いてみて、大変な仕事だと思いました。
利用者さんの工賃も低いし、従業員も給料が安く上がらない。
もちろんそんな状況だと人も集まらないし、従業員も続かないしやめていく。でも、地域には絶対に必要なものだと思う。
そこをしっかりとした運営基盤を作ることで、家族、従業員、地域の人たちにとってもよろこばれる事業を作りたいと思いました。
まずは居心地が良い場所が大切だと思います。
でも、居心地が良いだけではなくて仕事のやりがいや、時には大変だったりも大切で、そして仕事に見合った工賃をしっかりと手にすることが出来るということも大切だと思います。それぞれ自分の役割もあるし、生活のリズムも作れる。
工賃をもらい自覚をもって働いてもらう。
スタッフもただ優しいということじゃなくて、普通に接して過度な感じじゃない。
良い意味で特別扱いをしない。
私をはじめ学校で学んできたというスタッフが少ないので、接し方のマニュアルがありませんでした。だから普通に接するしかない。
でも、それがお互いに楽で居心地が良いんだと思います。
実は最終的なゴールは無いんです。
継続していくというのが目標です。
例えば、利用者さんが就職したからゴールではなくて、その後も継続して行かないといけない。ですので終わりは無いし、終わらないようにしていく必要があります。ずっと続けていくという責任は感じてますし、それが目標です。
私は、この仕事がまちづくりに近いと感じています。
障がい者の人たちも働かないといけない。
企業も人が足りていない。
そこを繋いだり、その仕事をやらせてほしいとお願いもします。
みんなで生きている町だから、地域にとってちょうど良い形になっていってほしいです。
障がい者の人もけっこう働けるんです。
私はこの仕事で知りましたが、多くの人はまだ知らないんだと思います。
実際に農家さんにも喜んでいただけていると感じていますし、ニーズもあると思います。
2015年からの取り組みなので、今後どうなるかは具体的にはわかっていません。
農業はかなり大変な仕事です。
屋外の作業で、体も使うし、重い荷物も運びます。
そんな大変な作業をずっと続けていけるように、体調管理や気持ちをこちらで汲み取り考えないといけません。
瞬発力なら「今日は頑張るよ!」でいけると思いますが、10年、20年後も考えたら、どのような形がみんなにとってちょうど良いのか。 無理をして、やっぱり出来ませんというのがお互いに良くないですから。
10年、20年後も続く良い形を考えていきたいです。
私たちは福祉事業とはいえ、大きくしていくということにあまり興味がありません。 ゆっくりじっくり地域に愛されながら、みんなで少しづつ成長していける企業を目指してます。
「出来る範囲」というのを大切に考えていきたいです。
幸せです!
恵庭に移住してきて、この街が好きになりました。
起業したいという気持ちはありませんでしたが、 それが縁に恵まれて、一緒に働きたいと言ってくれるスタッフ、弊社を選んでくれた利用者さん、仕事をくれる会社さん、市役所をはじめ関係機関とたくさんのつながりのなかで、自分の役割を果たしているというよろこびがとても幸せです。
地域や周りの人達に支えられながら、仕事をすることで利用者さんやその家族、職員や地域の人たちがよろんでくれたりと、良い事業所を目指していける環境があることが幸せだと感じてます。
【ありがとうございました。】